増補 日本美術を見る眼 東と西の出会い (岩波現代文庫)本ダウンロード無料pdf
増補 日本美術を見る眼 東と西の出会い (岩波現代文庫)
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増補 日本美術を見る眼 東と西の出会い (岩波現代文庫)本ダウンロード無料pdf
によって 高階 秀爾
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内容(「BOOK」データベースより)西洋とは違う日本独特の美学とは何か?西洋美術史の第一人者で日本美術にも確かな知見を持つ著者が、広い視野から西洋と日本の美術を比較し、日本人の美意識の特質を浮び上がらせる、卓越した比較文化論。近代における西洋と日本の文化交流がそれぞれの美術にもたらした影響にも言及。美術から日本人の精神文化の神髄にせまる最新のエッセイ二本を増補。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)高階/秀爾 1932年東京生まれ。東京大学教養学部卒業。専門は西洋美術史。東京大学名誉教授、大原美術館館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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昨年、文化勲章を受章された高階秀爾氏が書かれた日本美術に関する論考をテーマごとに並べて1冊の本として構成したものです。元々は1991年11月に単行本として刊行され、1996年12月に同時代ライブラリーとして出版されたものです。今回の増補にあたり、西欧関係の論考を1つ割愛し、新たに書き下ろしを含む2本のエッセイを増補したとありました。「日本美術の方法」の最初の「日本美の個性」から日本人の美意識について興味深い思考が展開され、知的好奇心の醍醐味を味わい続けています。洛中洛外図屏風に触れ、「統一的な空間は見られないが、画面は『写実的な』細部で埋められている(14p)」と特徴に挙げていました。一定不変の視点が存在しないことが西洋画の視点の有り方と根本的な差異を生んでいるようです。襖や屏風の用途を取り上げ、「日本において、西欧的な意味での絵画と工芸の区別が必ずしも明確でなく、しばしば画家が同時にまた工芸家であり、同一のモティーフが絵画にも工芸作品にも繰り返し登場してくる」ことをとらえ、生活の中での美意識の醸成について言及していました。「『もの』と『かた』」、「視形式の東と西」と続き、興味深い「枝垂れモティーフ」を紹介してありました。確かにクロード・モネ「睡蓮の池と橋」は広重の名所江戸百景「亀戸天神境内」を意識して取り入れたのは明白で(81pに図版あり全てモノクロ)、西欧には「枝垂れモティーフ」が非常に珍しい描き方なのを知りました。明治期に日本人が西洋画の形式で描いた場合も、この「枝垂れモティーフ」は頻繁に登場し、日本回帰の現象との関係にも触れられていました。「旅の絵」、「装飾性の原理」もまた示唆に富む内容でした。日本画の2次元的な表現は、洛中洛外図のように一つの固定した視点から眺めたのではなく、自由に移動しながら、平面の広がりを表現したものであり「俯瞰視と水平視という異なった視点が共存している(113p)」はなかなか気付かない要素だと思います。「切り捨ての美学」にも言及し、長谷川等伯「松林図屏風」などの造形表現がその代表だと言っていました。「東と西の出会い」には、「明治洋画における東洋と西洋」「日本の前衛美術」「日本のアカデミスム」「ジャポニスムの諸問題」が所収され、「移ろいゆく美繰り返される記憶」の章には、「移ろいの美学四季と日本人の美意識」「花の色はうつりにけりな絵画と文字の交響」「記憶の遺産無形の文化という日本の伝統」が収められていました。参考となる図版も少ないですが掲げられています。モノクロなのが残念です。
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