ナマコを歩く―現場から考える生物多様性と文化多様性 mobiダウンロード
ナマコを歩く―現場から考える生物多様性と文化多様性
strong>本, 赤嶺 淳
ナマコを歩く―現場から考える生物多様性と文化多様性 mobiダウンロード
によって 赤嶺 淳
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内容紹介 鶴見良行著『ナマコの眼』から20年。水産資源の減少と利用規制が議論されるなか、グローバル化時代のナマコをめぐるエコ・ポリティクスを追う。村井吉敬氏推薦“ナマコにとりつかれ、ナマコを歩いた。海の底からワシントン条約も「食の戦争」も見えてくる。「グローバル・ナマコ」はガラパゴスも利尻島も巻き込んでいる。” 地球環境問題が重要な国際政治課題となるなか、ナマコも絶滅危惧種としてワシントン条約(CITES)による利用規制が議論されるようになった。 生物多様性の危機が叫ばれ、野生生物保護の枠組みづくりが進められているが、そこにはそれらの生物資源を利用してきた人びとの視点が欠如してはいないだろうか。 ナマコのグローバルな生産・流通・消費の現場を歩きながら、資源利用者が育んできた固有の文化をいかに守り、地域主体の資源管理を展望していけるのかを考える【キーワード】ダイナマイト漁/サンゴ礁破壊/コモンズ/オープン・アクセス/資源の自主管理/持続的利用/ガラパゴス/ナマコ戦争/フスクス・ナマコ/ワシントン条約(CITES)/生物多様性条約/ナマコ潜水漁/南沙諸島/利尻島/辺境学/漂海民サマ(バジャウ)/生物多様性/文化多様性/環境主義/地域環境主義 内容(「BOOK」データベースより) 水産資源の減少と利用規制が議論されるなか、ナマコをめぐるエコ・ポリティクスを追う。グローバルな生産・流通・消費の現場を歩き、資源利用者が育んできた固有の文化をいかに守り、地球主体の資源管理を展望できるのかを考えた。 商品の説明をすべて表示する
以下は、ナマコを歩く―現場から考える生物多様性と文化多様性に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
見事な本である。本書は「ナマコ研究」、すなわちナマコをめぐる諸相を読み解いたものである。しかし本書は、狭義の研究内容をまとめた学術書にとどまるものではない。それはナマコというものの「ありかた」をつうじて、私たちの生きる現代社会によこたわる、「生物資源は誰のものか」、「生物多様性保全と文化多様性保護はどのようにあるべきか」などの諸課題が、どのような複雑な関係性や由来のなかで展開されているかを、豊かな視点と事例から解きほぐしている。ナマコはどのように獲られ、どのような経路で流通し、どのような嗜好のなかで、どのようにして食べられれているのか。赤嶺氏は、アジア太平洋を縦横にかけめぐり、見聞と思索を深めてゆく。読みすすめるうちに、私たちもナマコをめぐる世界を共に旅するような冒険と知的興奮に誘われ、また考えさせられる。学術書でありながらも、きわめて読み易い文章である。これは赤嶺氏の研究が、地域研究における確かな蓄積、幅広く柔軟な視座、事象の本質を掴む感度の良さ、そして明確な問題意識、などに裏打ちされた、良質かつ本物の学問であるからこそ可能なものである。本書ではまた、学問のあり方自体を考えさせられる「問い」も、数多く含まれている。ぜひとも、多くの人に読んでいただきたい一冊である。
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